大人になってから包茎だと温泉などに行ったときに、恥ずかしい気持ちになるだけでなく尿がうまく出ないとか性生活がうまくいかない、炎症が起きたり悪臭を放ったりするなど日常生活に支障をきたすこともあり、男性にとっては大きな問題で、コンプレックスを抱いてしまうことです。このように大きな問題となる真性包茎の場合は専門医に相談に行き、必要なら治療をすることもできます。
しかし、できるだけ真性包茎にならないようにする対策はないのでしょうか。
なぜ包茎になるのか原因を知り、男児が成長して悩まなくなるようにするにはどうすればよいかを探っていきます。

包茎の症状や種類について

男児の赤ちゃんのほとんどは亀頭に皮がかぶっている包茎状態で生まれてきますが、成長するにつれ陰茎の先のほうの皮が捲れてきて亀頭が露出してきます。日ごろから亀頭が見える状態なら包茎ではないのですが、中には陰茎の先の包皮口が狭くて皮がうまく捲れない場合があります。そのような時にはずっと皮がかぶった状態になり、それが包茎といわれます。
包茎には真性と仮性、カントンの3種類あり、真性は普段から川がかぶっていて指でめくろうとしても自力では捲れない状態の包茎で、仮性は普段は皮がかぶっているけれど指でめくったり性交渉を行う際には捲れるという症状の場合をいいます。そしてカントン包茎は、頑張れば自力で捲れますが、包皮口が狭いのに無理をしてめくることで亀頭の根元が締め付けられてしまうような場合をいい、締め付けられると晴れて炎症を起こしたり血流が悪くなって細胞が壊死する可能性が出てきます。いったんカントン状態になると自分ではなかなか戻すことは困難なので、専門医の手で皮を戻してもらいます。それでも不可能な場合は晴れをひかせるために注射はりで駅を抜いてから再度医師の手で戻すか、それでも無理な場合は外科手術を行うこともあります。

真性包茎は治療の対象になる

真性包茎は仮性包茎とは異なり、自分でむこうとしてもなかなかむくことができない状態です。陰茎の亀頭が常に皮でおおわれているので、亀頭部をきれいにすることもできず恥垢がたまって臭いがしたり、炎症を起こしかねないことが真性包茎の一番デメリットとなる点です。包皮口が狭いことが原因で自力で皮が捲れず、無理してめくろうとしても痛みが生じるだけです。また、恥垢や皮脂が皮と亀頭の間でびっしりと詰まって癒着したようになっている場合もあります。恥垢には子宮頸がんを引き起こす菌も含まれるので、自分自身も陰茎に発生するがんのリスクを高め、性交渉をするパートナーにも菌が移ると相手の女性を子宮頸がんにしてしまう可能性があります。
さらに力を入れないと尿が出にくかったり、出ても変な方向に飛び散ったりして常にトイレを汚してしまうことにもなり、衛生面や健康面において不具合が起こるもとになります。
そのため真性包茎は治療の対象となり、保険適用で治療を受けることができます。治療は泌尿器科や美容外科の分野で行われます。泌尿器科で行われる手術は保険適用内で行われ入院が必要で傷跡も残る可能性がありますが、美容クリニックの場合は自由診療の分、高額ですが術後の傷跡はきれいになり日帰りでできるクリニックも多いです。

包茎の原因は?遺伝や生活習慣は関係ある?

生まれたころの男児の赤ちゃんはほとんどが包茎ですが、戸外で遊んで走り回ったり木登りをしたり、自転車に乗って遊んだりするうちに自然に皮が捲れて亀頭が露出してきます。しかし現代は戸外で走り回って遊ぶ機会も減ってきたために、成長過程で皮が捲れず大人になっても包茎状態の人が増えてきています。このように遊びの中で股間をすり合わせる機械が少なくなってきたことは一つの原因です。
また乳幼児のころに親が赤ちゃんの皮をめくってきれいに洗う習慣をつけていれば、自然と包皮口が広がって皮が捲れやすくなります。子どもの頃の性器いじりに関しても禁止ばかりしていると皮をめくる機会のないまま成長するので、包茎になりやすいのです。親が子供の性器を清潔にしていたかどうか、子どもの性器いじりを禁止しなかったかということも原因となるのです。
それに親が包茎だと子どもも包茎になりやすい、つまり遺伝も原因の一つとされています。子どもは親の姿かたちと似るので、性器も似ることがあるのです。
血流との関係もあるともいわれています。血流が悪いと肌に潤いがなくなり乾燥しがちになりますが、包皮にまで血液が届かなければ包皮も乾燥して皮が伸びにくくなるというわけです。そのため血流を浴することが重要で、生活習慣を浴することは包茎を防ぐことにもつながるのです。

まとめ

包茎は男性にとっては恥ずかしいだけでなく、痛みを伴ったり炎症を起こすこともあるので重要な問題です。放置すると陰茎部のがんになる確率も高くなってくるので、治療が勧められます。真性包茎の場合は泌尿器科なら保険が適用し、外科手術で治療をすることができます。
包茎になる原因には、子ども自身の遊び方が変わってきたこともありますが、乳幼児期に親が子どもの陰部を清潔にしていなかったことや性器いじりを禁止することも原因となるので、女性の母親も男児が生まれたら包茎の知識を持って子どもに接する必要があります。
遺伝で起こる場合もありますが、乳幼児期の親の対応や本人の生活習慣で予防することも可能です。